簿記の勉強つづき 決算整理仕訳 税金
昨日から税金の勉強で、消費税に続き、法人税です。
儲けにかかる税金には、法人税、住民税、事業税の3つがある。
→これを法人税等と略して言う。
支払う法人税等の求め方は
税引前当期純利益×税率(簿記3級では単純にこれでいいと)
税引前当期純利益とは、すべての決算整理仕訳を作成した後の「損益」勘定の残高のこと。
前回までやっていた繰越利益剰余金勘定の借方の勘定。
税金の無い世界なら損益勘定の残高全部を繰越利益剰余金に振り替えるけど、税金がある世界なら、税金を計算して税引後当期純利益を繰越利益剰余金に振り替える。
なるほど、理解。
儲けが100万円で税率が40%なら、法人税、住民税、事業税合計で40万円を納税する。
この時の仕訳は費用ではないけど、費用のように仕訳する。
これは決算の仕訳だから、この場合の繰越利益剰余金に振り替えられる金額は儲けが100万円あっても、税金を引いた60万円になる。
貸借対照表BSに未払法人税の40万円がのって、損益計算書PLに法人税40万円がのる。
そして未払の法人税はどうするのかというと、原則として決算日から2ヶ月以内に納税する。3月31日が決算日なら5月31日までに納税する
このまま2年目になったら、2年目は期首から6ヶ月を経過した日から2ヵ月以内(この場合は11月30日まで)に暫定的な金額で法人税をいったん前払いしなければならないと。
暫定的な金額って。。。
大抵は1のパターンでやる。2は繁雑すぎる。
このように利益・儲けにかかる税金は自分で算出する。
自分で利益を確定させて、自分で税額を確定させて、自分から税務署に申告し納税する。これを
『確定申告』というと。
ちなみにサラリーマンは会社がやってくれていることがほとんど。これを
『年末調整』
なるほどね。本当にこういうことは義務教育で教えて欲しい!!
簿記の勉強つづき 決算整理仕訳 税金
今日は決算整理仕訳の税金のくくりです。
沢山ある税金の中から代表的なものだと、
- 消費税 モノを購入したり消費するとかかる税金
- 固定資産税など モノを所有したり使用しているとかかる税金
- 法人税、住民税など 儲けにかかる税金
まずは仕組みからということで、、、
消費税は、私たちがお店で支払う→お店はそれを預かる
一方でお店は業者から仕入れるときに消費税を支払う
そして当期1年の消費税の差額をスーパーが税務署に支払う。
負担した人と納めた人が違うからこれは「間接税」という。
簿記的にはお客さんから預かった消費税は収益ではないからこれは負債の勘定になる。
一方で業者に支払った消費税も費用ではなく資産になる。
これが消費税の仕訳。難しくはないかな。新しい言葉は出てきたけど。
簿記の勉強つづき 決算
今日は決算整理仕訳の最後の利益の会計処理。
利益の算出は損益計算書ではなく、決算整理仕訳で求めて、それを損益計算書という形で表す。
収益から費用を引いて求めます。
①すべての収益の勘定科目残高を損益勘定に振り替える。
②ずべての費用の勘定科目残高を損益勘定に振り替える。
③損益勘定の残高が当期純利益。
やり方はまず貸方の「利益」の勘定科目残高をすべて借方に持ってきて、貸方を「損益」勘定にしてゼロにする。
次に借方の「費用」の勘定科目残高をすべて貸方に持ってきて、借方を「損益」勘定にしてゼロにする。
この時貸方の損益が多い場合は純資産になる。これが繰越利益剰余金になる。
借方に差額の金額を損益で振り替えて貸方は繰越利益剰余金で振り替えてゼロにする。
うーん。これで税金の無いパターンはすべて終了だそう。
実際に全て流れでやらないと全然ちんぷんかんぷんですね^^;
損益計算書に表すのにやってるのに途中で貸借対照表が出て来るし。。
その時、その時はわかってても、全体の流れとして自分が何をやってるかがわからない😱
簿記の勉強つづき 決算
ここの所パソコンの充電器が壊れていたので簿記の勉強も進んでいませんでした。
今日はこの前からつまづいてる「しーくりくりしー」の計算方法。
概念は理解できたのですが、まだしっくりきてません。
売上原価の計算方法は
期首商品棚卸高+当期仕入高-期末商品棚卸高=売上原価となる。
仕入勘定を使って売上原価を算出する。(三分法の場合)
なぜ「しーくりくりしー」という仕訳が必要なのかは、三分法では商品売買から得た利益がわからないから。
なぜかというと売上原価がわからないから。
それを求めるのが「しーくりくりしー」。
。。とここまでが「しーくりくりしー」の仕入勘定の仕訳について。
次は「しーくりくりしー」の「くり」の部分。繰越勘定の仕訳。
繰越商品1年目の決算
期首0個、期末1個(商品1個100万)この時点の繰越商品勘定科目はどういう状態かというと。。
何もなっていない。
なぜかというと、繰越商品という勘定は期中では一切出てこないから。だから期末になった瞬間に探しても無い。借方も貸方も無し。
1年目の決算でやる「しーくりくりしー」は
しーくり(借)仕入0(貸)繰越商品0
くりしー(借)繰越商品1,000,000(貸)仕入1,000,000
これが貸借対照表上の「商品」という勘定科目になる。
2年目の決算になったら。。
期首1個、期末2個
しーくり(借)仕入1,000,000(貸)繰越商品1,000,000
くりしー(借)繰越商品2,000,000(貸)仕入2,000,000
これが貸借対照表上の「商品」という勘定科目になる。
なんでこんなことをするかというと、しーくりで期首から受け継いだ繰越商品残高を消すため。で、くりしーで新しい商品残高を計上すると。
次回は利益の会計処理です。
簿記の勉強つづき 決算
このまえからつまづいてる決算整理仕訳の商品売上原価の算定のところ。
少し頭の中が整理できてきた。分記法で仕訳していた場合は商品売買で得た利益がわかるから必要ないんだけど、三分法の場合はやる必要がある。
売上原価とは仕入れた商品の原価ではなく、売れた商品の原価である。
売上原価を仕入勘定で算定するために必要
で、なんでこんなことが必要なのかというと、
仕入れた段階ではその商品が当期中に売れるかどうかわからないから、とりあえず仕入で切っておいて、期末に調整すると。そして期末に調整したから期首でまた調整し直すと。
そして仕入の数字を加算減算して売上原価の数字を求めて損益計算書に計上する。
その加算減算するための修正仕訳が「しーくりくりしー」だと。
「売上原価と仕入の違い」が今回の重要なポイント。
やっと概念は理解できた。実際の計算はまた次回に。