コロナ感染から回復まで 4

コロナ発症から4日目。
ようやくかかりつけ医の電話診療を受けて喘息の薬を処方してもらえました。

職場の同僚が「少しでも早く」という心遣いで朝から動いてくれて、雨が降る中、車で届けてくれました。
待っている間うれしくて涙が出ました。
思えば陽性者の療養施設に来てくれるなんて(受付の人にしか会わないとはいえ)本当にありがたいことです。

同僚に頼む前にホテルの看護師さんにホテル近くの薬局に取りに行ってもらえないか聞いてみましたが
「一人対応してしまうときりがなくなってしまう。ごめんなさい」と。このときホテルには約100人の療養者がいました。でも人数少なくても無理なのかな。看護師さんもとても心苦しそうに言ってました。

症状のピークを越えた私は解熱剤も飲まなくなり、嗅覚も徐々に回復し、ご飯がおいしく食べられることが何よりのしあわせ。

ホテルの生活は一日2回スマホを使った健康告知をして、食事は3回、放送がかかってから別室にそれぞれが取りに行くスタイル。
部屋のベッドはダブルサイズでゆったり眠れました。部屋の作りも落ち着いた感じで、設備も不便なく快適に過ごせました。

食事はお弁当です。メニューは具合の悪い時はちょっと重めで食べにくかったけど、嗅覚も戻り、食欲がもどると毎回楽しみで一番に取りに行ってました。
ハンバーグやカニクリームコロッケ、カツカレー、炊き込みご飯、うなぎの串焼きなど色々ありました。毎回小さいデザートが付いてるのも楽しみでした。

私は少し元気になったのですが、夫からは「陽性だった」との報告が。
夫は重めの持病があるので即入院に。幸いかかりつけの病院に入院でき、症状もまだ軽症、発症から3日以内だったので抗体カクテル療法を受けました。

この間、保健所の方、病院の方、みなさんが迅速に対応してくださり本当に感謝しかありません。

とりあえず入院したのだからこれ以上できることはない。と心を落ち着けていたのですが、その夜とうとう、ずっと陰性だった二男からも「発熱した」と連絡がありました。
もう家には誰もいません。小さい子供ではないけど、高熱も出ていてとても不安そうな二男の声を聞いて「なんとかせねば」と思い、思いつく限りの対処法を伝えました。

冷えピタは使い捨てだから無くなるとヤバい。アイスノンは冷やしてない。保冷剤は凍ってて使いにくい。。。何か冷蔵庫に代用品がないか必死に思い出し「そうだ!こんにゃくが2枚ある!」と思い出し「こんにゃくを冷えピタ代わりに鼠径部に置きなさい」「太い血管があるから!」と。
今思い出すと笑っちゃうけど、その時は必死。しかもこのこんにゃくが思いのほか大活躍だったらしく、我が家ではこの後からこんにゃくは冷蔵庫に常備です。

そして不安な夜を迎えるのですが、明け方てんやわんやの大騒ぎになるのです。

続きはまた後日。。。