簿記の勉強 剰余金の配当


今日は剰余金の配当。経理の一巡がこれで終わるようです。

まず、繰越利益剰余金とは、過去に算出された利益の累積のこと。

そもそも株主総会とは?
年に一度必ず開催される最重要事項を決める総会。
株主は会社の所有者なので企業の頂点の立場。社長でも逆らうことはできない。
最高意思決定機関

会社のピラミッドは。。
下から{平社員、チームリーダー、主任など}
その上が{管理職の課長、部長、工場長など}
その上が{役員の取締役など}
この他に外部に会計監査人もいる。

このすべての人間の上に立つのが株主。

で、何を決めるのかというと、
 ・決算の承認
 ・他社との合併の是非
 ・役員人事
 ・配当金の支払い(剰余金の配当)←今回のテーマ!

会社を設立するときなど、株を発行する。そして投資家がそれを買い取る(出資する)そうすると投資家は”株主”という立場になる。
そして業績が良ければ”配当金”が配られる。
これを会社では剰余金の配当という。

実際に配当金を株主に配りましょうとなったときに、剰余金が送られてくるわけではなく、「配当金領収証」がもらえる。これにハンコを押して金融機関に持っていくと現金にしてくれる。
つまり「現金」を払ってるということ。
配当金領収証は現金扱いなので、通貨代用証券
実際には振り込みもあるらしい。まあね、今どきね^^;


後日支払ったら、借方に未払配当金、貸方は現金とか、当座預金とかで仕訳してなくす。

繰越利益剰余金は「純資産」になるから残高としては”貸方”にある。
それを仕訳してなくす。
そもそも純資産の項目は姿形あるものじゃないらしい。(すっかり忘れてた)
だから
会社法的な表現:剰余金を配当した。となるが、
簿記的な意味だと:現金を支払った。その分繰越利益剰余金を減らした。となる。

繰越利益剰余金があるから配当金を支払うのではなく、簿記的には配当金を払うから、繰越利益剰余金出します。という考え方。

今日は①の配当金まで。 次回に②の利益準備金を積み立てるをやります。